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ごあいさつ


ハワイで写真を撮りはじめてから、早いもので6年目になります。
「写真をまとめて見られるウェブサイトはありますか?」と人に聞かれるたびに、たしかにポートフォリオが見られるようなサイトがあればいいなと思っていました。
そんなとき、"MISS"(世界文化社)で2010年から連載されていた『ゆめみるハワイ』というよしもとばななさんのエッセイが、この春、書籍化されるという話が届きました。2年間、毎月、ばななさんのエッセイにハワイから写真を寄せていましたが、あらためてエッセイと写真を並べて読み返してみると、一連になった作品自体が、こちらの意図などふわっと超えて、新しい命を得ている。本を読んでくれる人たちのもとへ飛んでいく準備ができている、そんなふうに感じました。 それはもちろん、ばななさんのすばらしい文章の力に寄るところなのですが、そのときの印象が私に「写真をまとめて見てもらえる場所を作りたい、作品がそれを必要としている人のところに届くような流れを作りたい」という思いを確かなものにさせ、このウェブサイトをかたちにする大きなきっかけとなりました。

いっしょにサイトを作って下さるウェブデザイナーを探していたとき、以前の職場の仲間たちがすぐに連絡をくれました。みんなのあったかいレスポンスに本当に感謝しています。紹介していただいた方々のなかで、一貫して作品やプロダクツの "素材の味"を生かしたデザインをされていたのが、このサイトを担当して下さったAfterhoursの横田茂さんでした。サイトを今の形に作り上げてゆくなかで、判断に迷ったとき、いつも横田さんの作品と人に対する深い洞察力に助けられました。彼を紹介してくれたグラフィックデザイナーののぐたんこと、のぐちようこさん、ありがとう!プロフィール写真の撮影や翻訳など、いろんな形でずっとサポートしてくれたミコ、「早くウェブサイトを作ってください」とお尻を叩いてくれたベティーさん、Hさん、フォトグラファーとしてかけだしのころから応援してくださり、本の仕事をさせていただいた編集、関係者の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

最後に、まだ自分の撮った写真を大勢の人に見てもらおうとは思ってもいなかったころ、フジフィルムの小さなコンパクトデジカメでハワイの風景や恋人や犬の写真をひたすら撮りまくったり、ブログにお気に入りの写真や文章をこつこつと綴ってアップしていたころ、「ちほちゃんの作品には、写真でも詩でもエッセイでも一貫して、命のきらめく瞬間の勢い、その刹那の輝きというようなものがある。そういうのを持ち味っていうんだよ。」と言って、写真やブログを応援してくれたまほりん、いつも本当にありがとう。私が人生で一度だけ、本来の自分とはズレているのだけれど、世間一般からすれば、一見とてもまっとうに見えるような道を選ぼうとしたことがあった。あのとき彼女が「ちほのアートを殺すな!」とめっさ本気のすざましい勢いで言ってくれていなかったら、今、このようなかたちで、本やサイトで写真を見てもらえることはなかっただろう。

この機会に2009年にはじめたブログもリニューアルしました。いつも楽しみに読んでくださった読者の皆様、いっしょにブログを育てて下さってありがとうございました。新しいブログは少し視点を変えて、でも仕事には偏らず、一個人としてのスタンスで発言してゆくというところは変えずに、続けてゆこうと思います。ブログ自体にコメント機能はなくなったのですが(スパムメール防御対策が難しいため)、サイトの[ contact ] のページにメール機能が掲載されているので、メッセージのある方はフォームから送信していただければと思います。またこのサイト、ブログに掲載している写真の無断コピー、転送、商業用の使用などは、法律で固く禁じられています。ご使用をご希望される方は、メールフォームよりお問い合わせ下さい。

いろんな方々の力添えのおかげでできたこのサイト、これからも折をみて新作をアップデートしたり、じっくりと育ててゆきたいと思います。この場所がひとつの窓口となって、これからいろんな場所で、たくさんの方々と作品を通じて出会えるようになることを、楽しみにしています。

2012年4月1日

潮 千穂

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