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インドにあるChildren of Mother Earth'Apna Ghar'を訪れたのは、2010年の夏だった。

私の長年来の友人、森 友紀さんが「インドで孤児院を運営しているラヴィという友達のお手伝いをするために、しばらくインドに行くことに決めた」と言ったとき、私ははじめてChildren of Mother Earthの話を聞いた。

Children of Mother Earth(COME)は1998年、シンガポール生まれのインド人、ラヴィ・ライ氏によって立ち上げられたオーガニゼーションで、「world is one family(世界はひとつの家族)」というラヴィの信条と、子どもたちへの献身的な姿勢を共有するプロフェッショナルとボランティアスタッフ、35名で構成されている。

現在、インドのデリーに拠点をおき、ラックナウ、ゴラクプールを含むエリアに5つのホームを運営し、活動している。

'Apna Ghar'(「私たちの家」の意)は「Humanity(人類愛)が一番大切、助け合いが基本」という彼の信念のもとに作られた、こどもたちのためのホームである。

毎日、何千人もの子どもたちが孤児として置き去りにされているインドには、たくさんの孤児院があり、そこで 働いている人たちは、日々、いろんな問題を解決すべく、さまざまな方法に取り組みながら、ホームを運営されているのだと思う。

私がラヴィの活動とChildren of Mother Earthのことを、すこしでも多くの人に知ってもらいたいと思うのは、それが孤児院であるから、サポートを必要としている子どもたちがいるから、という理由だけではない。それは私が5つのうち3ケ所の'Apna Ghar'を訪ね、前述したラヴィの信念が、ホームの一人一人にしっかりと伝わっていて、それが子どもたちの日々のくらしを、精神面でとても豊かなものにしていると確かに感じたからだ。

ラヴィやスタッフ が子どもたちに接するとき、そこには一貫して深い愛情が、芯がぶれることなく表れていて、それを見て子どもたち同士も自然に助け合い、お互いに学びあっている。

正直なところ、その姿に本当に感動してしまったのだ 。こんなにもあったかい大家族がこの世に存在しうるということ、人間という生き物の、すばらしい可能性に。

今年の夏、友紀といっしょに再び'Apna Ghar'を訪ねる計画をしている。

このブログの「Children of Mother Earth」のカテゴリーでは、これから折をみて、子どもたちのこと、ラヴィのこと、旅のことを書いてしてゆくつもりだ。ラヴィと子どもたちがシェアしてくれたことで、私のなかで何かが大きく変わった。ちっぽけでも、フォトグラファーとして、そして毎日ものづくりをしているアーティストとして、なにか子どもたちの幸せにつながるようなことを、自分のできる範囲でやっていこうと思っている。このページを読んでいて、まだ子どもたちの写真をご覧になっていない方は、是非、こどもたちの顔を見てほしいです。
chiholinolino.com India 2010

ラヴィとの話のなかで、とても印象的だった言葉のひとつは

「ぼくの目標は、助けを必要をしてくれる子どもたちのために献身的に働こうとする人を、一人でも増やすことなんだ」ということ。

彼は、彼一人がどんなにがんばっても、自分が救えるのは砂漠のなかの一握りの砂ほどだという無念を、徹底的に知っている。それでもできることをやっていくしかない、とひとつの体で10人分くらい働いている。

COMEのサイトには、寄付という形でサポートしてくださる方のための情報も載っています。

残念ながら現在、日本に事務局がないので、英文のサイトになるのですが、
興味のある方は是非ご覧になってみてください。

私のサイトのportfolioのIndiaの写真のページからも、リンクを貼っています。

http://www.comeinternational.org/


■Children of Mother Earth (COME)の活動について
COMEは、家族とはぐれて駅やストリートで暮らしていたり、虐待を受けたり、さまざまな理由で助けを必要としている子どもたちを保護し、家、食べ物、衣服、薬、教育を提供している。 'Apna Ghar'で暮らすことによって、自分が所属している場所(家)があるという感覚を養い、幼少期に受けた心の傷やトラウマを癒すケアとして、 ジャーニーと呼ばれるヒーリングプロセスを取り入れている。

地元の警察と協力して、はぐれた子どもの親や親戚を探し、家族のもとへより戻す活動も行っており、これまでに322人の子どもたちが家族のもとへ戻ることができた実績がある。

少しずつながら、経済的に自活の難しい女性が、仕事を見つけられるようなスキルを身につけるためのサポートも行っている。

現在、250人の子どもたちが'Apna Ghar'で生活しており、約200人のこどもたち地元の学校に通っており、伝統的な学校教育もしくは、将来、自活して地域や社会に貢献できるような職業学校で教育を受けるかの選択がある。

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